結婚から30年

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写真はイメージです。

 

私は今は独身で一人ですが、今から30年前の3月に結婚しました。

当時は結婚するつもりは全くありませんでしたが、20代も半ばを過ぎると周りがうるさく、元夫と話し合って一旦結婚してみることにしました。

 

当時を思い出すと婚姻届けを出さない事実婚にしようと思っていました。

夫婦別姓にしたかったからですね。

 

私がこのブログ以外で活動しているX(Twitter)でも多くの人が夫婦別姓を希望しています。

夫婦で別々の姓にしたいというよりは、それまで使ってきた姓を結婚で変えたくないということなんですよね。

 

そこでいろいろ相談したのですが、当時の私は心身ともに疲弊していて仕事をやめることにしました。

元夫は普通の会社員でめちゃめちゃお給料が良いわけでもなく、婚姻届けを出した方が税金の優遇がありましたし、元夫は一人息子だったので私が元夫の姓に変えました。

婚姻届けもお試しで出してみるくらいの気楽な感じで出して、やっぱりやめようということになれば、また考えようみたいな感じでしたね。

私もできる範囲で結婚前の姓を通称として使っていて、不便なことはありませんでした。

 

しかし、たかか姓、されど姓です。

やっぱり私は姓を夫側のものに変えた違和感が消えることはありませんでした。

 

そこで婚姻届けを出して数年後、事務的に離婚届を出して私たちは事実婚に移行したのです。

この方が断然楽しかったですね。

 

事実婚に移行する前はたくさん勉強しました。

弁護士さんにも何度も相談して、どこまでが事実婚で保障されるか、事実婚でできることとできないことは何か。

勉強しましたね。

 

私たちは事実婚でも何も困りませんでした。

子供も持たないことにしていましたし、社会保険なども事実婚でも保障されましたし。

 

でも、人生は何があるかわかりません。

元夫のお母さんが亡くなった頃から、なんだかギクシャクしてきて離婚に至りました。

 

離婚から10数年経ちましたが、この方が良かったと思いますね。

元夫のお母さんの方が亡くなり、お父さんが残る。

一般的におばあちゃんが残るよりもおじいちゃんが残る方が、何かと面倒だと思うのです。

 

私は元夫のお父さん、お舅さんとあまり仲が良くなかったので、お舅さんの介護が務まるとは思いませんでした。

離れて正解です。

 

結婚もしようと思っていなかったのにしてみたり、思いがけずお姑さんの方が先に死んだり、元夫とは仲が良かったのに離婚したり。

私の結婚生活は予測不可能なことの連続でした。

人生ってそういうものですよね。

 

だから離婚して一人でも、まだまだチャンスはありそうです。

意外と、しれっと再婚するかも知れませんね。

そういう意味では離婚したのも悪くはなかったと思っています。