精神科の履歴~その2

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tomatoma-tomato77.hatenablog.jp

写真はイメージです。

 

今日はメンタルの病院の通院日です。

私はちゃんとした治療を受けられるようになって20数年が経ちました。

メンタルの不調は小学生の頃からですが、治療を受けられるようになったのは大人になってからです。

 

昔、私が小学生の頃は子供が気軽にメンタルのサポートを受けられる時代ではありませんでした。

私の両親は今では90歳ちかい世代ですが、この世代にとってメンタルの病院に行くことは大人でもキ●ガイ扱いでしたね。

精神科とはすなわちキ●ガイ病院。

そんな価値観だったので、私をメンタルの病院に連れて行くという考えもなかったのでしょう。

 

それでも、治療を始めて20数年以上が経ちました。

初めて治療を受けたのはよくある街の中の小さなクリニックでしたが、その後は大学病院の精神科に移って治療を受けました。

閉鎖病棟にも入院しましたね。

その後、外来には10年以上通いました。

 

今はまた小さな街中のクリニックに通っています。

大学病院を卒業して通った病院の主治医が勤務先を変えたので着いていきました。

この主治医とはとても相性がいいです。

病院を変わっても、この医師には診てもらいたいので着いていくことにしたのです。

 

私が治療を受けたのは、双極性障害摂食障害です。

今はかなり状態は落ち着いていますね。

とはいえ、私には自閉症スペクトラム障害があるので、病気の治療以上に障害のサポートが必要です。

メンタルの病院とは生涯、離れることはできないでしょう。

 

しかし、私は自分を不幸だとか、能力が低いとか、恵まれていないとは思いません。

私はイギリス人の先生に英語を教わっていますが、その先生がこんなことを言ってくれました。

「完璧な人間はいないから、障害があってもなんでもない」

 

そうなんです。

正にこれですね。

私は人と自分を比べたりしません。

普通になりたいとも思いません。

 

そもそも、普通とは何でしょう?

多数派に合わせることが普通なら、そうならなくても良いです。

 

適切なサポートを受けられれば、私は何の問題もなく生きていけます。

今のままの自分で何も不都合はない。

そんな自信を支えてもらうために、メンタルの病院に通い続けるのです。